1%の努力/ひろゆき

 

 

 最近若い世代を中心にオピニオンリーダー的なステータスで知られるひろゆきさんですが、この本はその中でもベストセラーとも言えるモノのようです。

 

 この本はひろゆきさんの自伝的な要素も含めて、ご自身がどのように考えて行動してこられたかということについて語られていて、如何にムダな努力をせずに望んだような生活を手に入れるかという秘訣がメインテーマです。

 

 冒頭でエジソンの有名なコトバについて触れられていて、日本では散々努力をした上で成果を得るみたいなニュアンスが強く伝わっていますが、あくまでも1%のひらめきによる方向付けがなければ、99%はムダに終わる可能性が高いということに留意すべきであることを強調されています。

 

  そんな中でひろゆきさんは人生の中で寝たい時に寝られるような生活を求めて、そうするためにどうすればいいかということを順を踏んで考えられたということで、会社勤めをせずに自分で事業を立ち上げたということで、まずは何が自分の人生において最も大切なのかを考え、それを実現するためにどうすればいいのかということを考え、そのためのプロセスを組み立てて、実行することがシアワセな人生の秘訣だとおっしゃいます。

 

 ただ、昨今「親ガチャ」というコトバが取り沙汰されたように生まれながらの制約条件で雁字搦めになってしまって、望んだような生活を手に入れるには少なからぬ障害があることだとは思いますが、ひろゆきさんの生い立ちもそれほど恵まれた家庭とはいいがたかったということで、すべてをその実現のために振り向けて、そのプロセスを考えることで道筋はあるはずで、努力の大半はそこに注ぐべきで、そうすることで最小の努力で望んだ生活を手に入れる可能性が高まるようです。

 

 若いうちからこういう戦略的な思考をクセにしておくことはかなりの財産になるはずで、早速ひろゆきさんの著書に興味津々でこの春から高校に進学する次女にススメようかと思います。