バカになれる人は、バカじゃない/小宮一慶

バカになれる人はバカじゃない

バカになれる人はバカじゃない

 「バカ」なんて言うと何なんですが、ここで言う「バカ」を言うのは、「愚直」を
言い換えてもいいんだと思います。

 先日の、佐々木さんの本でも、目の前のことを淡々と一生懸命、誠実にこなしていく
といったことを読みましたが、同じような意味合いなんだと思います。

 特に、印象的だったのは、小宮さんが独立した頃に、得意なはずのM&Aの案件で、
慢心から確認を怠って、破談になった話を引き合いに出して、得意なことでも誠実に
丁寧にこなしていくことが信用につながる、ということです。

 小宮さんは、技術的というか、仕事の効率向上のテクニックの側面の本が、よく
取り上げられていますが、こういうバックグラウンドがあるから、信頼できる内容
になるんだなあ、と思わされます。