- 作者: 川端康生
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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アトランタ五輪のサッカーでブラジルを破るという快挙を成し遂げた
メンバーのその後を描いた本です。
トルシエ監督がA代表と監督を兼任したシドニー五輪の代表や大久保
嘉人や闘莉王を擁したアテネ五輪の代表以降、オリンピック代表と言う
と、その活躍がフル代表招集に直結しているイメージがあるのですが、
アトランタの頃は、協会にもそういう意識が希薄だったようで、アトラ
ンタの代表から、その後、フル代表に定着したのは、中田英寿、松田、
川口、城位で、後のメンバーはその後、代表でさしたる活躍をするどこ
ろか、あまり代表に招集されることすらなかったようです。
それどころか、アトランタで燃え尽きてしまいサッカー選手としての
キャリアを尻すぼみにしてしまった選手も多いようで、その辺、それ以
降の世代が、世界との戦いを前提にしていたのに対し、それ以前の世代
は、世界の舞台に到達することで達成感を満たしてしまったのでしょう
か…でも、それも強くなっていく過程で必然的に生まれてしまう犠牲だ
ったのでしょうか…