GIANT KILLING チームを変えるリーダーの掟/梅崎修

 

GIANT KILLING チームを変えるリーダーの掟

GIANT KILLING チームを変えるリーダーの掟

 

 

 『GIANT KILLING(1) (モーニング KC)』という架空のプロサッカーチームを舞台にしたマンガがありまして、非常にリアルかつ微細な設定にうならされることが多くて、ワタクシも熱心に読んでいるんですが、このマンガをネタにした本も出版されています。

 この本はそのうちの1冊なんですが、人材マネジメントを専門とされている法政大学のセンセイが、『GIANT KILLING』の主役とも言える、監督の達海猛のマンガの中の発言などを取り上げて、理想的なリーダーとしての在り方を語ります。

 読む前は、こんな本にありがちな、思い入れが先行しすぎて、自分の専門分野にムリヤリコジつける感じかな、と思ったのですが、割と達海監督のマネジメントって、そう言われてみれば、理に適っているなぁと思い起こされます。

 特に負け癖がついたチームの意識改革については、かなり「深い」ところから手を下していたんだなぁ、とワタクシ自身の原作の読み取りの「浅さ」を反省させられました。