先日紹介した池上さんと津田さんの対談本でススメられていたので手に取ってみました。
著者の鈴木さんは、この本を書かれた当時、民主党の参議院議員で、テレビで取り上げられる政治家の立場で、テレビの裏側をアバきます。
おそらくこの本が出版された2000年代初頭が一番顕著だったと思うのですが、政治家がテレビに出演して政策論争を繰り広げるといった番組がいくつかあったということなのですが、それをそのまま放送しているんであればいいのですが、結構恣意的に発言を取捨選択していたり、ヒドい時には発言の前後関係も入れ替えられていたりして、元の趣旨とは明らかに違う趣旨に受け取られるような内容の放送をしているようなこともあったようです。
要はインパクト一発みたいな感じで、見てもらってウケればなんでもいいや、ってことで、それが元で失脚につながった例もあるようでシャレにならないですよね。
それだけじゃなくて、民主主義の本義に悖るとも言えるワケで、まさに言語道断の所業をメディアは行っていたようなのです。
まあ最近は、時の権力にベッタリで全く信用ならないメディアばかりですしね…