- 作者: 桜井章一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/05
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
雀鬼・桜井章一さんの著書です。
以前、「 」を読んで興味がわいて、次を読みたかったのですが、
図書館では貸出中続出で、結構人気があるんですね…
で、久々に借りてこれたんですが、以前に読んだ本では、あんまり
麻雀の話はでてこなかったんですが、今回は、「ツキ」がテーマだけ
に、頻繁に麻雀の話が出てきます。
「ツキ」を引き寄せるために、ということで話が展開されるのです
が、再三、人間としての本来の直感を研ぎ澄ます、ということを主張
されています。
言ってしまえば、自然にしていれば「ツキ」なんて、勝手に向こう
からやってくるものなのに、経験則とか周辺知識なんかに拘泥してい
るから、「ツキ」が勝手に逃げていくんだ、という趣旨のことを書か
れています。
と言うことで、「直感を研ぎ澄ますために」と言うことでいろんな
ことを例として挙げられています。
前に読んだ本でも紹介した、麻雀で、配牌の1秒後には捨て牌を
しないといけない、という桜井さん主宰の雀鬼会でのローカルルール
もそうした趣旨の一環のようです。
後は、自分が素直に感じたままに行動することが重要なんだそうで、
常識とか、恥ずかしさとかそういうものに囚われないことが重要で、
そう行動しているうちに、自然に考え方も変わってくるということ
です。
かなり哲学的な内容なのですが、叩き上げて身につけてきたものを
紹介されているので、ある意味ドスの効いた凄みが感じられます。