- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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小宮さんは、常々著書の中で、毎晩松下幸之助さんの『道をひらく』を
寝る前に数ページ読んでいることを明かして居られます。
以前、『ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)』や
他の著書でも、再三、自分の中で、判断に迷った時の拠というか判断基準
を作るためにも、「古典」を読むことを勧められています。
小宮さんにとって、松下幸之助さんの言葉は、そういう自分の中での
「正しさ」の基準となっていると、再三おっしゃっておられます。
そのことを実証するということでもないんでしょうが、松下幸之助さんの
言葉で、小宮さんの読者であるビジネスパーソンの悩みに答えるということ
がこの本のテーマです。
小宮さんは、松下幸之助さんが成功した原因は、ビジネスのセンスがあった
からではなくて、根本的には、「正しさ」を突き詰めておられたからだと
おっしゃいます。
その「正しさ」というのが、例えば、ビジネスにおける判断を求められた
場合、どういう手段をとるのが、一番お客さんのためになるか、ということ
を判断の基準とされていたようで、そういう基準を持っていると、判断が
シンプルになるんだろうな、と思います。
改めて、『道をひらく』を読まないと、と痛切に感じました。