「知の怪人」佐藤さんの推薦図書で、文庫本の解説も佐藤さんが書かれていたりします。
就職して訳もわからずいきなり、結構ヘビーな債権督促の部署に配属されて、最初とてつもないクレームにフリーズしながらも、少しずつコツを積み重ねながらも、悪戦苦闘する姿を描かれます。
それにしても、借金の催促って当然不快なモノには違いないのですが、債務者ってここまで逆切れデキるモンなんだ、って逆にスガスガシイ気さえするほどの筋違いぶりを発揮されます。
それでも、ちゃんとそういう対処の方法論というのがあるというのが、まず目からウロコで、それを誰に教えてもらうわけでもなく、試行錯誤の中で自分のモノにされていく健気さに感動を禁じえません。
いや、ある意味面白すぎて、一気に読めますよ。