会社人間が会社をつぶす―ワーク・ライフ・バランスの提案 (朝日選書)
- 作者: パクジョアン・スックチャ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
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冒頭に、
「ワークライフバランス」この言葉を知っている人はほとんどいないと思う。
とあったのでビックリして確認すると、この本は2002年の出版で、日本、韓国、アメリカでの勤務経験がある韓国籍の女性が、当時アメリカで先進的だった「ワークライフバランス」をいち早く日本に紹介した本だということです。
実はアメリカでも1990年代初頭までは女性の社会進出が過大だったようで、専業主婦もそれなりに存在していたようですが、昨今の日本と同様に専業主婦を養えるだけの収入がある男性が減少し、女性も働きに出る必要が出てきた中で「ワークライフバランス」の概念が次第に広まっていき、日本でも20年遅れで広まってきたようです。
フレックスやテレワークなど、今や日本でも馴染みのあるコトバがちりばめられていますが、未だに制度の整備だけが進んでいて、実質的な浸透はまだまだだなぁと思うのですが、如何でしょう?