ピンで生きなさい/久米信行

 

(016)ピンで生きなさい (ポプラ新書)

(016)ピンで生きなさい (ポプラ新書)

 

 

 ゲームメーカーのベンチャー企業日興証券を経て、実家が営む繊維業を経営されている方が語る会社に頼らない生き方に関する本です。

 何というか、非常に爽快な読後感の本なのですが、その感覚と言うのが、しなやかな生き方にすがすがしさを感じるからなんでしょうか…

 “ピン”で生きるための考え方がいろいろと紹介されているワケですが、どうしても会社にいると保守的と言うか、守るモノが多くなって、冒険をしなくなるワケですが、そういうことに頓着せずに、いろんなことにトライして、いろんな失敗をして、いろんな人と人間同士の触れ合いをすることで、自分の“タグ”みたいなものが増えていき、それがさらに世界を広げていくきっかけになっていくようで、眩い生き方だなぁ…と感じます。