昨日に引き続き野地さんの本です。
昨日の『打ち合わせの天才 (光文社新書)』もそうだったのですが、この方、本の内容は申し分ないのですが、タイトルと内容がビミョーにフィットしてないなぁ、と…
というのもタイトルからするとSNSに文章を書くための手法を紹介されているのかな、と思いきや、SNSの普及で文章力が低下しているから、ちゃんとした文章を書けるようにしようという趣旨みたいです。
ということで、主にビジネスで使用する文書の書き方について取り上げられているのですが、「オーガニック」な文章を書くことを強くススメられています。
「オーガニック」というのは、SNSに書くような、煽りを含んだものじゃなくて、プレーンに誰でも読みやすい文章を指すようです。
そのためにミョーに難しい漢字は使わないとか、読んでリズムがある文章だとか、そういうモノを志向するようです。
とはいいながらやはり読み手があってのことなので、読み手が決まっている時には、読み手の人となりを意識した上で、その人の専門性などにフィットした内容にすることが必要なようです。
どっちやねん!?とツッコミたくなるところも無きにしもあらずなのですが、全体を通して割とナットク感のある本です。