ひと頃“スロージョギング”がメディアでもてはやされた田中センセイの著書です。

 まだ走ったことのない初老の人から、サブスリーを目指すランナーまで、恐るべきレンジを対象にした本です。

 ベースとしては、カラダに乳酸のたまらない“ニコニコペース”でのジョギングと、フォアフット着地で故障しにくい走り方を身に付けるという2本立てということなんですが、ランニング初心者にとってはいいのですが、ホントにそれでサブスリーが目指せるような走力が身につくの?と思うのですが、田中センセイご自身が元々体育会でランナーだったというベースがあるとはいえ、走り始めて半年余りで3時間30分程で走り、ベストは何と50歳の時に2時間38分という、競技者としても恥ずかしくないタイムまで出されたということです。

 ワタクシとして気になったのは、体重が○kg減ればタイムがどれくらい向上するというところで、故障で走る量が減って5kg近く体重が増えたもんで、この数字に希望をもって復活したいところです。