AKB48のプロデュースを始めとして、様々な企画を成功させてきた秋元康さんによる“企画”論です。
芸能関係の企画なんて言うと、フツーのビジネスパーソンにとっては無縁に思えそうなんですが、結局その発想の仕方っていうのは、そんなに変わらないモノなんだなぁ…とこの本を読んでて感じます。
昔の企画を今の時代にあてはめたらどうだとか、以前の企画のちょっとした視点をズラしてみるとか、加藤さんの『考具』で紹介されていたような、アイデア出しの方法論に似通ったことをおっしゃっています。
ただ、この本はそれだけではなくて、如何に抜きんでた企画をモノにするかと言うことで、結構ギラギラしたものを前面に押し出すようなことを勧められていて、やっぱり
あれだけの成果を残すというのは、それだけの“意欲”というものが重要なんだな、と痛感させられます。