- 作者: 自由酒場倶楽部,吉田類
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2010/09/18
- メディア: 新書
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ワタクシがいつも参考にさせていただいている、立ち飲みや安くてウマい居酒屋を紹介している「せんべろnet」で推薦図書として紹介されていたので手に取ってみました。
酒飲みが酒や酒場を語る本って、
1.やたらとウンチクを語って、高尚ブリたがる
2.やたらとハメを外した感を出したがる
3.求道者的なストイック感を押し出す
のどれかに当てはまることが多いと感じるのですが、この本は、ジャスト“1.”に当てはまります。
ワタクシ自身も行ったことのある店がいくつか紹介されているのですが、そんな気取った店だったっけ!?と戸惑うところもあります。
角打ち(酒屋さんの一角で、お店で売っているお酒と缶詰などのカンタンなアテを提供してその場で呑めるようにしている店)をやたら高尚に語るのに多少の違和感があり
ますが、酔った時にそういう気分になるキモチもわからないではないです。
あとは酒好きの文学者の酒にまつわるエピソードが紹介されていたりするのですが、どうせならそういう人たちをフツーの酒のみと同レベルにまで引き下げるようなモノを
紹介していたらオモシロかったのにと思うのは、ワタクシだけでしょうか…
まあ“高尚さ”に反発を覚えて、いろいろとディスってはおりますが、いろいろと参考になるところは多い本です。
ただこの本での雰囲気を想定して掲載店に行くと、多少のギャップを感じる可能性が高いのでご注意の程を!