FOOTBALL INTELLIGENCE フットボール・インテリジェンス 相手を見てサッカーをする
- 作者: 岩政大樹
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2019/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
元日本代表で長らく鹿島アントラーズの最終ラインを支えた岩政さんが「相手を見たサッカー」を提唱されます。
日本では度々「自分たちのサッカー」というコトバが取り沙汰されて賛否両論がありますが、概ねお欧州や南米などのサッカー先進国からは冷ややかな見方をされることが多いようです。
そういった中で岩政さんが提唱される「相手を見たサッカー」なのですが、ある意味どんなスポーツでも相手がいて、しかもサッカーは絶えず攻守が入れ替わるスポーツなので、相手のプレーにどう対応するかということは、言われてみれば当たり前のことです。
でも「相手を見たサッカー」が必ずしも“受け身”なのかと言えば必ずしもそうではなく、ある意味“撒き餌”みたいな感じで、相手が自分の意図した方向に行くように仕向けるということも実際のゲームの中では行われていて、そういうプレーこそが「マリーシア」であって、日本サッカーでよく言われているようなずる賢さだけを意味するワケではないようです。
おそらくそういった“騙し合い”にどうやって打ち勝つかというのが岩政さんがおっしゃる"FOOTBALL INTELLIGENCE"なんでしょうが、そういう意味では日本のサッカーにはまだまだ"FOOTBALL INTELLIGENCE"が足りないんでしょうねぇ…