雇用機会均等法施行以降、女性が仕事でのキャリアを開拓していくことも徐々にではありますが増えて行っており、昨今では「一億総活躍社会」とか言って、女性が離職することなくキャリアを継続することで労働生産性を高めようとする動きもあります。
ただ、それはそれでいいのですが、そういう女性に旧来的な“母”としての役割、さらには“妻”としての役割を求め、それをカンペキにこなす人をロールモデルにしようなんて、如何にも男性の都合のいいような、でも多分ほとんどの人にとっては不可能なモノを“お手本”としなさい、という残酷な要求を突き付けられて、それをマジメに受け取ってしまってツラい想いをする人が少なからずいるということです。
確かにキャリアも母や妻としてのシアワセも手にできるモノなら、それに越したことはないんでしょうけど、非現実的なゴールを目指すことで本人も周囲も不幸になってしまいかねないということもあり、そういった押し付けの“あるべき姿”に引きずられるのではなくて、自分なりのシアワセというモノを主体的に考えることを怠らないことが“流されない”ことにつながるようですが、それはそれで、なかなかハードルが高い要求なのかも知れませんが…