時折テレビでもお見掛けする経済ジャーナリストの荻原さんが語るムダな家計支出のおハナシです。
日本人は割と貯蓄性向が高かったり、1円でもトクになるように情報を求めたりすることが多かったりと、経済的な関心が高いと思える一方で、意外とムダなモノに大枚をハタいていたりするようで、そういう支出の例を事細かに紹介されて、注意を促されています。
以前だと保険の外交員の勧めるままに終身の生命保険に当たり前のように加入してしまう人が多かったようですが、昨今は巷のファイナンシャルプランナーの啓蒙活動が功を奏したのか、随分減ってきているようなのですが、そう言った支出が未だに少なくないようです。
最近のトレンドでいうと、政府や銀行が一生懸命投資におカネを振り向けようと煽っていることもあって、投資に関する支出のムダが目立つようです。
特に銀行が勧める金融商品にはやたらと手数料が高額なモノが多く、余程の利回りでの運用成績を残さないとプラスにならないもののも少なくないようです。
オモシロかったのが、「夫婦仲改善が家計にプラス」ということにわざわざ1章を設けて語られているところで、いざ夫婦仲がこじれて離婚となった場合の経済的な損失の甚大さを紹介されています。
いずれにせよ、日本人はもっともっと経済的なリテラシーを磨いていく必要がありそうです。