働き方完全無双/ひろゆき

 

 

 昨日に引き続きひろゆきさんの本ですが、この本は昨日の『無敵の思考』と表裏一体をなすモノのようで、昨日の本が理論編というか考え方の部分に当たるのに対して、この本が実践編に当たるモノと言えそうです。

 

 ということで、この本でも「いかに楽しく生きていくか?」ということがテーマになるワケですが、とかく特に日本では、仕事で不幸になる人が後を絶ちません…そんな中で如何にすれば、仕事とシアワセを両立できるのでしょうか!?ということがテーマと言えそうです。

 

 そんな中で、個人としてのシアワセを求める上で、「経済」と「自分の幸せ」を分けることが最重要な課題だと指摘されていたのと同様に、仕事をする上でのシアワセを求める上では、「社会」と「個人」を分けることが重要だと指摘されています。

 

 その上で、「個人」として「仕事」におけるシアワセを求めるために、やりがいを求めたりといった「攻める」シアワセと、ラクにという意味での「逃げる」シアワセの2種類の在り方を提示されていて、それぞれのやり方を紹介されています。

 

 ただ、「攻める」方であっても、スキルがどうのこうのとか、ある程度影響がなくはないようなのですが、「成功」するかどうかは、その時点にある立ち位置に居れたかどうかが作用する部分が大きく、運の作用する部分がかなり大きいとされているのが、ちょっと意外でした。

 

 でも、そういう「立ち位置」を得るために、いろんなところに顔を出しておくとか、ある程度愛想よくしておくとか、個人的にワタクシがひろゆきさんから受けていたイメージとはちょっと異なるマメなことも推奨されていて、結構自分の愉しみのためには労を惜しまないタチではあるようです。

 

 また、仕事の上でシアワセじゃなくなった時のための備えについても言及されいていて、いつでも月5万円の生活に戻れるようにしておくことと、数か月分耐えうるだけの蓄えをしておくべきことを指摘されているのは、「らしい」なぁ、とおもいました。

 

 また、そういう「出入り」をしやすくするという意味での、ベーシックインカムの導入を前々から提唱されていたということで、人材の流動性の向上という意味でのベーシックインカムの導入は、今までベーシックインカムについて扱った本の中でもそれほど強調されていた観点ではなく、イノベーションの促進という意味でもアリなんじゃないかなと思うのですが…