だから、あの人は嫌われる/𠮷原珠央

 

 

 昨日に引き続きイメージコンサルタントの𠮷原珠央さんの著書です。

 

 昨日紹介した『その言い方は「失礼」です!』での「失礼」な人が、この本における「嫌われる」人ということで、ほぼほぼ趣旨や内容は同一で、他人の心情を慮れない無神経な人が「嫌われる」ということのようで、ちゃんと相手の心情を重んじて、その意向に沿った発言をしましょうね!ということです。

 

 ただ、この本は前著と違って、「嫌われる」人に対処する方法が紹介されているのですが、あんまり出会ってこんなことを言われるだろうなぁ、というシミュレーションを好んでしたいと思う人は多くないんじゃないかと思います。

 

 あと、前著でもおっしゃっておられたのですが、仕事柄、相手の態度が細々と気になって、狭量だと自覚されているとのことですので、こんなことまで気にする!?ということがこの本でも多々あって、親しい間柄でもLINEの返事をOKのスタンプで返すのは「失礼」だとか、そんなこと言っている人の方が「嫌われる」んじゃないか!?とも思いますし、そもそもこの本で取り上げられている「嫌われる」要素を持った人の多くは、自覚もなくこんな本を手に取らないと思いますし、そういう意味じゃターゲット層を間違えているような気もして、結局はセンシティブな人を悩ませるだけの本のような気もします。