田舎の無名校から東大、京大にバンバン合格した話/田野瀬良太郎

 

 

 ウチからクルマで20分位のところにある、新進気鋭の進
学校・西大和学園の理事長の書かれた本です。

 学校を立ち上げたところから、東大、京大の合格者数が
全国トップレベルになるまでを取り上げられているのです
が、そういう話になると、ガリガリに勉強をさせて…と眉
をひそめたくなる向きもあると思いますし、どっちかとい
うと、ワタクシもそういう考え方なのですが、この本を読
んで、ちょっとそういうのって一方的な考え方なのかなあ、
と反省させられるところもありました。

 と言うのも、ガリガリ勉強させることには変わりはない
のですが、それもある程度短期間で、学習の基盤を作る、
といった意味では、必要なことですし、西大和学園では、
その上に積み上げる、高度な科学に関する内容だったり、
実践的な英語への取り組みだったり、勉強だけにとどまら
ない、「生きていくチカラ」を身につけさせるような教育
を心掛けておられるように見受けられました。
 
 ウチのヨメも、アンチ・ガリ勉かつ、公立の学校派なん
ですが、ちょっと受験させてみたいと思わせられた、と言
うことです。