図書館でちょっと気になるタイトルだったんで手に取ってみましたが…
古代から中世にかけて、おそらく日本で一番影響力のあったであろう、藤原一族についての本なのですが、特に始祖である中臣鎌足の出自についてに半分くらいの紙面を割かれているのですが、日本を代表する名族である割に、その始祖についての定説が希薄で、諸説あるのは認識していましたし、それをネタに面白おかしく展開するのは、読みモノとしてアリちゃあアリなんでしょうけど、こういうフツーの装丁で、中臣鎌足=百済王豊璋ときました。
しかもそのあと、他氏追い落としの数々を追って、あとがきでは、三輪山付近で西洋ミツバチが日本固有種のミツバチを駆逐したという事例になぞらえて、百済から来た一族が日本のお人よしの民族を蹂躙したときました…
嫌韓本が読みたかったんじゃないねんけどなぁ…