ノマドライフ/本田直之

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

 前々から、気になっていた本なんですが、ちょっと本田さんの著作がマンネリというか、
中身が想像できるようになってきてしまっていたので、敢えて買ってまで…と思って、図
書館の予約が落ち着くまで、と思って、ようやく手に取ることができました。

 結論から言うと、もっと早く読んどけばよかった、というのが感想です。

 いままでも、日本とハワイのデュアルライフのことを再三書いておられたので、その延長
線上の話かな、と思っていましたが、確かにそういう内容はあるのですが、遥かにそういう
部分を超えた内容で、ちょっと衝撃を受けました。

 今まで、本田さんの本って、「ビジネスの成功」が強調されていた面があったと思うので
すが、この本ではかなり趣が変わっていて、「人生の充実」を全面に押し出して、ビジネス
での成功は、人生の一側面に過ぎない、という位置づけにされています。

 「人生を充実」させるためには、「自由」を享受するということで、仕事や住むところや
諸々のしがらみに囚われないようにすることが必要だ、とおっしゃいます。

 そのために重要なのが、「物的な欲求」を満たすことよりも、「精神の充実」を求める
ことだと、言います。

 結局、「物的な欲求」を満たすことは、「精神の充実」のホンの一側面であり、スゴく
短期的なものなので、そのためにその他の「精神の充実」をもたらすものを放棄するのは
もったいないんじゃない、と言われているようです。
 
 そういう「自由」を得るためのアドバイスが満載なのですが、それはそれで実現までは、
結構ハードなようです。

 で、この次は、このコンセプトを深めた『LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。
を手にとってみます。