- 作者: 高野登
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2011/08/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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時折、思い出したように手にとってみたくなる、元リッツ・カールトンの高野さんの本です。
何で、時折読みたくなるのかな、ということを考えてみたのですが、高野さんのおっしゃる
リッツ・カールトンの哲学って、人が本来備えている美質である、他の人のためになることを
したい、喜んでもらいたいと言うことを思い出させてもらえて、ちょっとホッとするというか、
いい気持ちになれるからなのかも知れません。
この本は、「言葉がけ」ということがメインのテーマなんですが、ベースとなる考え方は、
他の著書とあんまり変わりはなくて、如何に相手を思いやって、本当に相手が欲していること
を察知して、そのことを相手に伝えるか、ということなんだと思います。
だから、「言葉がけ」がテーマになっていますが、如何にして相手の真のニーズを察知する
か、ということが重要なスタートになっているようです。
そういう意味で、この本の中で一番印象的だったのが、相手の言うことを「聞く」んじゃ
なくて「聴く」ことが、相手に信頼してもらう上で重要だと言います。
違いは何かというと、「聴く」ということは、漢字が示すように、「心を添えて」聴くと
言うことなんだそうです。
その「心」と言うのが、相手を思いやる気持ちであったり、相手を喜ばせたいという気持ち
であったりするんだと思います。
また、思い出した頃に、高野さんの本を手に取って、癒されたいと思います。(笑)