- 作者: 久保武司
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2010/04/30
- メディア: 単行本
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夕刊フジのサッカー担当をされている記者の方の著書です。
大げさなサブタイトルが着いていますが、その辺りは、夕刊紙記者の
性ということなのか、まあ、言ってみれば「日本代表クロニクル」と
いうことです。
ドーハ組が、左サイドバック1人をケガで欠いたことで、チームの
戦略を一から見直さなくてはいけなくなったり、ファルカン監督時代
に、監督の目指すサッカーに全く対応できずに迷走したり、といった
時代から考えると、その時々で、いろいろと文句は言っていますが、
スゴイ成長を遂げたんだなあ、と感慨深い思いがします。
で、大げさなタイトルにちなんで、ということで、ちょっと最後の
方で、「ドーハ組が今、(というか、この本が書かれた2010年時点の)
J1、J2を行き来するヴァンフォーレ甲府と戦ったら、どっちが
勝つだろう」という「遊び」の質問をしているのですが、著者自身は
甲府が勝つだろう、なぜなら現代の激しいプレスサッカーに、ドーハ
組がたいおうできないであろうから、と結論付けています。
ただ、元日本代表選手他、のサッカー関係者に言わせると、個の
強さに物を言わせてドーハ組が勝つだろう、と言う意見が大勢だった
ようです。
まあ、どうでもいいと言えばどうでもいいのですが、やっぱり日の
丸をつけて戦うと言ったプライドは、軽いものではないのでしょうね。