- 作者: 大村大次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 新書
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この本を読んだ国税庁現役幹部が激怒したと言う伝説までできた、元国税
調査官の著書です。
そこまで大胆なタイトルなんですが、中身としては、飲み代や海外旅行、
家にクルマ、キャバクラの代金や愛人を囲う費用まで、やり方によれば「経費」
で落とせる、という想像を絶するブッ飛んだ内容です。
だからといって、全くのウソを書かれている訳ではなく、実際に「経費」と
して認められた実例を元に書かれているということで、「知らない」って言う
のは、ホントに損なことなんですね。
要は、「事業と関連のある支出」で「社会通念上、妥当と認められる」範囲
だと認められれば、それ以上税務署もツッこめない、ということで、領収書す
ら、場合によっては必要ないということです。
例えば、旅行なんかだったら、福利厚生費名目で落とせたり、研修目的で
落とせたりするようです。
キャバクラの代金を、マーケティングの情報収集や、接客を学ぶ研修の名目
で落とすと言うのには、笑いましたが…
この本が話題になってから、この本に書かれた「手口」を見る国税調査官の
目がキビしくなったとか、ならないとか…