昨日に引き続き安倍政権の「一強」状態に関する本なのですが、今日の本は池上さんと津田さんの対談本で推薦されていたもので、戦後のジャーナリズムを見てきたジャーナリストが指摘する安倍政権の「危険」性です。
原さんは、この本が出版された2015年当初の状況を戦前の全体主義的な状況に酷似しているということで、特定機密保護法の制定を戦前の治安維持法の制定になぞらえたり、集団的自衛権を認めたり、この本ではまだ取り上げられていませんが、共謀罪の強行採決などはこの本の指摘の通りに進んでいると言えます。
戦前のメディアが軍部の横やりもあって、翼賛的になり戦争を引き起こすことになった一端を担ってしまった反省ということもあって、このままでは安倍政権が戦争すら引き起こしかねないという緊張感をもって、身を以ってそれを阻止しなけらばならない、という決意を語られます。
一旦、都議選での批判がありましたが、そこで安心するわけではなく、我々も投票行動などでキチンと統制していくように心掛けなくてはと痛感させられます。