パブリック/ジェフ・ジャービス

 

パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ

パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ

 

 

 池上さんと津田さんのメディアに関する対談本で推薦図書として挙げられていたので手に取ってみました。

 Facebookで昔の友人とコンタクトが取れるようになったという経験をされた方も少なからずいらっしゃると思いますが、SNSなどでプライベートな情報を“パブリック”にすることによるメリットと弊害について語られた本なのですが、基本的に著者であるジェフさん自身は結構極端な“パブリック”派で、自身がガンに冒された時もその情報をオープンにして、治療に関する知見を得られたとしていますが、それについて眉をひそめる向きもあるということで、そういう論争がこの本を通してのテーマとなります。

 ワタクシ自身もFacebookを始めた当初、まだ小さかったムスメたちの写真をアップしてヨメとモメたことがありましたが、メリットとデメリットの比較というのは意外とカンタンなことではなさそうです。

 AIなども含めて情報を組み合わせたことに得られれる価値が今後どんどん増えていくこと考えると、よりこの問題が難しくなってくることが考えられますが、結局なかなか答えは出ないんでしょうねぇ…