1998年夏の甲子園の準々決勝で、横浜高校の松坂投手を相手に死闘を演じたPL学園のエースで、現在は日テレのアナウンサーとして活躍されている上重さんが“松坂世代”を彩った選手たちの20年後を追います。
2018年シーズンをもって、杉内投手、村田選手といったプロ野球でも一世代を彩った選手たちが引退し、“松坂世代”の現役選手は8人を残すのみとなってしまいましたが、この世代の選手たちは松坂投手を仰ぎ見ながらも負けるまいと努力し、各々が松坂選手に敵わないと心のどこかで思いながらも、何とかして自分のやり方で近づいていこうとしていたことが伺えます。
それだけに、お互いの存在が重要だったとも言えますし、松坂投手にとってもこれだけ多くの切磋琢磨する相手がいたからこそ、あそこまでの高みに上がっていけたんだな、ということがそれぞれの選手のコトバ、松坂投手のコトバを聞くと想像できます。
それも一緒に戦ってきながらも、ステージを移して、ちょっと外側から見てきた上重さんだったからこそ聞けたホンネだったのかも知れません。
松坂投手を含めて、残り少ない現役生活を送っている選手だけではなく、次のステージに移った人たちも含めて、引き続きの活躍を期待したいところです。