先日『メンタルが強い子どもに育てる13の習慣』を紹介したエイミー・モーリンさんなんですが、コチラの本の方が先に出版されていたようで、早速手に取ってみました。
モーリンさんはお母さんとご主人を立て続けに亡くされたことを『メンタルが強い子どもに育てる13の習慣』でも触れられていたのですが、この本でもその経験とサイコセラピストとしての経験から編み出された「やめるべき」ことなんだそうですが、印象的だったのが冒頭で紹介されている「メンタルの力にまつわる8つの真実」というところで、
1.メンタルが強いことと、タフにふるまうこととは違う
2.メンタルを強くするために、感情を無視する必要はない。
3.メンタルを強くするために、身体をマシンのように扱う必要はない。
4.メンタルが強いからといって、すべてを自分でやる必要はない。
5.メンタルが強いことと、ポジティブ思考とは違う。
6.メンタルの力をはぐぐむのは、幸せを追い求めることとは違う。
7.「メンタルの力」は、ウケ狙いの心理学の最新トレンドではない。
8.メンタルの力は、心の健康とイコールではない。
ということで、ワタクシ自身も含めて、随分と「メンタルが強いこと」を誤解している向きが多いな、と感じさせられます。
その上で、メンタルが強い人がやらない13の習慣を紹介されます。
押しなべていうと、「メンタルが強い」人というのは、確固たる“自分を持っている”人と言える側面が多分にあるなぁ、とこの本を読んでいて思わされます。
人と比べないとか、自分を哀れまないとか、みんなにいい顔をしようとしないとか、自分なりの“軸”みたいなものがあれば逃れられるのかな、と思えるところが多く、逆にそれぞれの習慣のところで紹介されている、そういう習慣から逃れるための秘訣を少しずつ実践していくことで、段々と自分の“軸”みたいなものができていくんじゃないかな、と感じます。
そのためにも、何が自分にとって幸せなのかを意識しておくことがメンタルの強化につながり、引いては幸せへの最短距離を辿れることになりそうです。