子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法/竹内健登

 

子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法

子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法

  • 作者:竹内 健登
  • 発売日: 2019/12/12
  • メディア: 単行本
 

 

 ネットで本を無料でくれるというのを見て、ブログネタがタダで手に入るということで飛びついたさもしいワタクシでありましたが、その後FacebookYouTubeで再三この本を出版された方が運営されている企業のCMを見るハメにはなりましたが、それに値する内容だったのでしょうか!?

 

 コロナ禍以前は就活市場は売り手市場で、さも思ったような仕事がいともカンタンに手に入る様な勘違いをされている方々が少なからずおられたようですが、有効求人倍率は高くても、人気企業の倍率はそれより遥かに高いということで、ホンの一握りのトップクラスだけが思ったような就職先の内定を数多くGetするという状況で、その他大勢はブラック企業の内定しか得られないという、ビミョーなアンマッチが生じていたことはあまり知られていないようです。

 

 以前だと一流大学出身であれば、それなりのステータスの企業の内定をGetすることができたんでしょうけど、学歴ばかりで使えない社員に辟易した企業側も学習したのか、かなり適性を厳格に見るようになったようで、そうカンタンには条件の良い企業の内定を得ることは、超売り手市場でも難しくなっていたようです。

 

 著者で、ホワイト企業への内定率100%を誇るという就活スクールを運営している竹内さんも、東大卒でありながら思い描いていたような内定を得ることができずに就職浪人をされたということなのですが、その経験を踏まえて、如何にして一流ホワイト企業への内定をGetできるのかということを紹介されたのがこの本です。

 

 まずは学歴で最初のスクリーニングがされているので、そのスクリーニングを通過する人だけがこの本の対象となるのですが、そのスクリーニングを通過するようなIQだけでなく、最近の企業が求める人材は、如何にうまく立ち回れるようにするのかいうEQまでもが条件になっており、さらにはキチンと企業ひいては将来の顧客が求めるであろうことをソツなく提示できるか言うことを試す「就活力」すら身につけておくことが必須のようです。

 

 そういう資質を身につけるには、就活期の1、2年だけでは到底かなわず、この本を読んでいる限りでは、高校時代の大学選びからそういったことを視野に入れておく必要があるようで、バブル期にサブザブの就活しか経験していないワタクシなどには想像もできません。

 

 しかしながら長女が高2で、そういう意味でかなりタイミングよくこの本を読むことになり、タダでいただいたこの本から得た有益な情報に、このブログで紹介するという位のリターンをしてもバチは当たらないかも知れません!?(笑)