誰とでも10分以上会話が続く本/植西聰

 

 

 以前、『折れない心をつくるたった1つの習慣』などの著書を紹介した植西聰さんの著書ですが、この方スピリチュアルな感じの自己啓発書を手掛けられることが多いのかな、と思っていましたが、こういう実用的なモノも手掛けられていたのですね!?

 

 個人的には、割と話せる方だとは思うのですが、初対面の人…特にステキな若い女性と打ち解けて話すのには多少苦手意識があって、人見知りを自称しているのですが、ワタクシを良く知る人にそれを言うとハナで笑われてしまいます…

 

 この本では初対面の人とある程度以上に会話を継続できるための、心構えからちょっとしたコツまでを網羅されているのですが、やはりハートの部分が伴わないと、なかかな細かいテクニックはついてこないので、個人的には心構えの部分の記載がありがたい所です。

 

 その心構えの部分で何度か指摘されているのが、等身大以上に自分を大きく見せようとする…要は、ちょっと見栄を張ってしまう意識が自然な会話を妨げる部分があるということで、そういわれてみれば自分にも思い当たるフシがあって、自分のありのままを見せようとすれば、それほど緊張はしないのかも知れません。

 

 あとは、ありがちな失敗パターンや、ちょっとしたキッカケなんかも紹介されているのですが、それよりも待ち合わせに余裕をもって早めについておくとか、身だしなみを小綺麗に整えておくとか、会話に集中できるような状況を作ることが会話をスムーズに進めることにつながるというのが役に立つ気がしました。

 

 またやはり、会話というのは如何に相手を尊重するかということが重要なようで、相手に興味を持って、でも立ち入り過ぎないように配慮することが肝要なようです。