本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ/コウケンテツ

 

 

 人気料理研究家コウケンテツさんが、ごはんを作るのに煮詰まってしまった人たちに向けた”応援メッセージ”です。

 

 コウケンテツさん自身もかなり積極的に子育てにかかわっていることもあって、子どもが小さかった頃、思ったように作ったご飯を食べてくれなくて、好きな料理づくりに煮詰まってしまった時期があったということです。

 

 コウケンテツさんは海外のご経験も豊富だということですが、そのご経験から言って、多くの日本人はごはんに求めるクオリティが異様に高いということで、例えばフランス人なんかだと、朝ごはんにはパンがそのままでてくれば十分っていう感じらしく、毎回毎回一汁三菜を求められて煮詰まってしまう主婦に同情的です。

 

 コウケンテツさんは子供のころ、かなり苦労されたということもあって、親として最低限の責任は、「子どもを空腹のままにしないこと」とおっしゃっていて、それさえ満たせればいいじゃない!というスタンスを取られています。

 

 さらにはモチロン、ごはんをつくるのは主婦に限ったことでなく、ダンナさんや子供なんかも巻き込んでご飯をつくることをススメられており、みんながごはんをつくることを楽しめるようにすることがシアワセにつながるということで、めったに料理をしないダンナさんや、子どもでもカンタンに作れるし、手抜きにもなるレシピも紹介されています。

 

 ワタクシ自身、単身赴任中から自宅に戻っても時折夕食を作っていますが、それだけでも多少ヨメの助けになるのであれば、続けていきたいところですし、ワタクシ自身はそれほどごはんづくりで煮詰まることはなさそうなので、楽しんで続けていきたいところです。