『プライドが高くて迷惑な人』など人間関係に纏わる”あるある”なトピックを精神医学の観点から分析した諸作で知られる方の著書です。
こういう自分の間違いをなかなか認めない人って時折周囲に見かけることがありますが、敬して遠ざけるのが最善の策ではありながら、直属の上司になったりすると避けようのないストレスを感じることにつながります。
ただ、そういう人って割とターゲットにしやすい人というのがあるらしく、いわゆる「いい人」がそういう人の被害を受けやすい傾向にあるようです。
特に他人からの評価を気にしたり、他人に嫌われることを避けたがる人が被害に遭う傾向が強いようで、ある意味そういう人の「八方美人」的な側面に付け込んで、自分の「正しさ」を押し通そうとする性癖があるようです。
ということで片田先生が推奨されるのは、そういう人の対応は「プチ悪人」になることで、そんな人と積極的に付き合いたくもないでしょうから、別に嫌われてもいいや!と割り切ることで、不思議と攻撃が避けられる傾向があるようで、必要以上に機嫌を取ったりしないことが肝要なようです。
また、そういう人たちをタイプ分けして理解しておくことで対応方法もパターン分けできるようで、かなりこの本は実用的にそういう人への対処法が紹介されていて有用です。
また、自分にそういう傾向が無いかどうかを振り返ってみるのも有意義かも知れませんね!?(笑)