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史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド/ジョアン・サルバンス

 

史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド (小学館101新書 56)

史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド (小学館101新書 56)

 

 

 バルサの育成に携わり、日本での指導経験もある方のサッカー選手の
育成についての本です。

 先日、高校サッカーの問題点についての、加部さんの本を紹介しまし
たが、実は、この本の構成に加部さんが関わっていて、高校サッカーと
は真逆の世界が紹介されています。

 加部さんの『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』でも、
南米やヨーロッパの指導者は、如何に選手がサッカーに楽しんで取り組め
るか、ということに心を砕いているか、ということが紹介されていました
が、この本でジョアンさんが書かれていることが、それを証明しています。

 結局、サッカーが楽しいのは、試合をやって、点を取って勝つから楽し
いのであって、そのためにどうするか?また、身体能力が限られている
中で、如何に勝つための戦術を実行するか?ということを、選手の能力や
その時のメンタリティーのなかで出来ることをさせる、ということで、
指導者側が選手の状況をよく見極めることが重要なようです。

 そういう意味で、体力の強化(それを意図しているかすら怪しいです
が…)に終始したり、大半の選手が試合に出れない日本の高校サッカー
の状況を指して、このままじゃ、永遠に日本サッカーが南米や欧米に
追いつくことは有り得ない、と指摘されています。

 カタチだけバルサをなぞるよりも、そういう全体のしての底上げの方
がずっと重要だということを認識することが、強化につながるんだ、と
いうことのようです。