- 作者: ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル,渡辺伸也
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/12/12
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 111回
- この商品を含むブログ (82件) を見る
藤原和博さんが『本を読む人だけが手にするもの』の中で推薦図書として挙げられていて、藤原さん自身が自己啓発本をむさぼり読むことになるキッカケとなった本として紹介されているモノです。
この本のテーマは「無能」ということです。
誰しも自分が「無能」だとは思いたくないですが、同時にあらゆることに対して有能であることができないことも、理性ではわかっているはずなのです。
多くの人が有能さを発揮した結果、昇進や登用されている過程で、どこかの時点で「無能さ」をさらけ出すようになってしまうということで、誰しもそれを避けることはできない、と指摘されています。
そうしたことを避けるために、ある一定のところで昇進することを止めてしまうことが「無能」にならない唯一の手段だということですが、ここが自分の限界だ、と冷静に見極めることは難しいですよね…
でも、どうしても「有能」であり続けたいと思ったら、それは不可欠なようです。
オモシロいのが、昇進を断るのではカドがたって、余計に不利になってしまいかねないので、アイツは昇進させたらマズいと思わせるようなアブナいヤツのフリをすることを進められていることです。
それはそれで、結構リスキーな気もするのですが…