『下流社会』などのヒットで知られる三浦さんが東京の横丁の魅力を語ります。
昨今、昭和ブームや外国人観光客の増加などで横丁を訪れる人がぞうかしているとのことなのですが、独り呑みが好きなワタクシも時折訪れて一杯引っ掛けていたりします。
新宿の思い出横丁や吉祥寺のハモニカ横丁なんかがセンベロ好きにも知られていますが、この本ではワタクシも知らなかった横丁が数多く紹介されています。
東京の横丁の多くがかつての赤線・青線があったところで、公娼制度の廃止で職を失った人たちがそこで商売を始めたという起源がほとんどのようです。
この本ではそういった横丁の関係者へのインタビューなども交えて横丁の過去-現在-未来を辿ります。
紆余曲折を経ながらも多くの人を惹きつける横丁ですが、ミョーなブームになるのに眉をひそめる向きもあるんでしょうが、古き良き日本を思い起こさせる雰囲気を末永く保っていってもらいたいものですね。