- 作者: 金哲彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ランスマでおなじみ、人気ランニングコーチの金さんの本です。
最近、サッカー日本代表の長友選手が出した『体幹トレーニング20』を
初めとして、「体幹」ってキーワードがもてはやされているようですが、金さん
は7年も前に、この「体幹」を活かしたランニングを提唱されていたようです。
そもそも「体幹」を活かしたランニングというのは何かというと、そのまま
「体幹」の筋肉を使ったランニングとうことなのですが、多くの人は、あんまり
ちゃんと「走り方」についてレクチャーを受けずに、我流で走っているようで
すが、その「我流」の走り方だと、足だけを使って走る、しかも主に膝から下
の比較的小さな筋肉に負荷をかけて走ることが多く、無理をしてスピードを上
げたり、長い距離を走ろうとすると、疲労や故障につながり易かったりします。
それを、体幹や太ももなどできるだけ、大きな筋肉を積極的に活用して走る
ことにより、疲れにくく、また無理をせずにスピードを上げることができるよ
うな走り方を提唱しているのがこの本です。
この本では、そういった走り方をする上での、準備や具体的な走り方など
詳細に説明されていて、実際にやってみると、準備のストレッチなんかは、
使ってない筋肉を動かすので、ちょっとキツイ部分もあるのですが、実際走っ
てみると、軽く走っていても意外とスピードが出て、効果の程が割とすぐに
実感できます。
「壁」を感じているランナーの方は、是非、一読の程を!