儲かる会社、つぶれる会社の法則/藤野英人

 

 

 言ってみれば、2013年版『スリッパの法則 - プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方』と言うべき本です。

 『スリッパの法則』で述べられいることも結構かぶっているのですが、
まあ、最新版ということでそこも含めて、会社の株式に投資する際に留意
すべきことなんですが、『スリッパの法則』でも再三取り上げられている
ように、社長の個人としての姿勢が、如何に会社の業績に重大な影響を
及ぼすか、ということです。

 ちょっと業績がいいからといって、社長が満足してしまって、贅沢な
車を買ったり、社長室に豪華な調度品を備えたりとか、そうしたことが
すぐに社員にも伝播して、会社全体の慢心、ひいては会社全体の慢心に
つながり、あっという間に、手痛いしっぺ返しを食らうようです…とい
うところを、ファンドマネジャーはすかさず見極めているようです。

 社長の事業へのコミットメントというのを如何に外にも見えるように
しているか、というのが実は、投資家が注目しているところのようです
よ…社長の皆様、くれぐれも佇まを正しておいてくださいね…