なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?/志賀内泰弘

 

なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?

なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?

 

 

 近年、自己啓発書で、“そうじ”を勧める本が地味ながら、
一定の支持を得ているようですが、この本は、そんな流れの
1冊で、ストーリー仕立てで“そうじ”の効用を紹介していま
す。

 自己啓発書やビジネス書を好んで読む人の中で、どっちか
というと、ビジネス系に寄っている人の中で、“そうじ本”
の存在を認識しながらも、何でそもそも“そうじ”が自己啓
発になるんだ?と疑問を感じて、敢えて手にとってない人も
いるかと思います。(ワタクシもそのうちの一人だったりす
るんですが…)

 ただ、成功したビジネスパーソンの中でも、“そうじ”の
効用を訴える方がいらっしゃって、なおのこと、敢えて無視
している人のアタマの中に、???が渦巻いているのかも知
れません。

 ただ、“そうじ”と言うのは、そういう功利的な目的でや
ってもうまくいかなくて、ただただ“そうじ”をすることで
気分がよくなる、ということで継続することで、付随的にい
いことが起こる、と思っていたほうがいいようです。

 確かに、例えば、道端に落ちている空き缶を拾うというこ
とで、少なくとも誰の迷惑にもならないですし、不要なトラ
ブルの芽を摘むということで、地味ながら確実に周囲の役に
立つということですが、まだあまり“そうじ”の効用につい
て、自分の中で腑に落ちてないので、もう何冊か読んでみた
いと思います。