育てる技術/石田淳

 

育てる技術

育てる技術

 

 

 昨日紹介した『行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術

の続編になるんでしょうか…まあ、「育てる」ってことの中

には、「教える」って要素の占める割合って、相当大きい
はずなんで、内容的には、結構被っていますが、言ってみ
れば“実践編”という感じで、ケーススタディみたいな
内容が多く含まれています。

 『教える技術』の紹介で、して欲しい行動を相手が明ら
かに理解できるレベルの細かい行動にまでブレイクダウン
して、それを実行させるということを紹介しましたが、そ
の先の、その行動を定着させるということ(『教える技術』
にも書かれていましたが、ブログでは言及しておりません
でした)について紹介します。

 定着させるためには、ブレイクダウンしたそれぞれの行
動を取ることが、その人に取って“特になる”と思わせる
必要があって、そのために上司は、その行動をとったこと
を“ホメる”ことが有益なようです。

 逆に、出来ていない行動があった時に、それを指摘する
必要があるのですが、決して「叱る」訳ではなくて、行動
が不足していることを“指摘”するように心掛けることが
重要なようです。

 あくまでも、部下の“行動”を測りやすくすることで、
行動に向けた意欲も向上し、成長を促すということで、非
常に端的でわかりやすいと思いませんか?