銀行勤務を経てコンサルタント、研修講師をされていて、ご自身も一旦会社勤務を終えてリタイアを経験された方の著書です。
この本では85歳まで働くようにできることを推奨されているのですが、この本の著者の大杉さんはビジネス書や自己啓発書を熱心に読まれているということで、あちこちでそこから得た知識をちりばめようとして、せっかくのコンセプトが希薄になってしまっているように思えます。
85歳まで段階的にスピードを落としながら働くという、今や結構多くの人が興味を示すであろう内容なので、もう少し煮詰めて焦点を定めてから出版してくれたらよかったのに、とちょっと残念な感じのする本でした。