『定年男子定年女子』など多くのリタイア本を出版されている大江さんが奥様と定年後の夫婦の生活について語られた本です。
大江さんというとリタイア本の中でもおカネに関する内容の著書が多いので、マネープランが中心かと思いきや、ほぼほぼ定年後の生活全般について扱われています。
ダンナ様、奥様双方再婚で、しかも15歳の年の差があり、まだ結婚10年余り、かつお二方で起業して講演や執筆の活動をされているということで、お二方の事例が多くの夫妻に一般的に当てはまる可能性は高くないとはいうモノの、かなり見習うべきところが多いのではないかと思われます。
というのも、老後についてかなり綿密に話し合われた上で再婚をされたということもあって、長年連れ添った夫婦のように「わかったつもり」で済ますことが少ないようで、思ったことを表明しあうということを励行されているからです。
特にお二方とも専門分野であるマネープランについても、さすがにプロだけあって、かなり多くの可能性を検討した上で、年金の受け取り時期などの意思決定をされた上で、マネープランのコンセンサスを形成しているということで、多くのご夫婦に置かれても、少なくともこの分野だけはしっかりと話し合って統一見解を形成した上で対応していくことが重要だと思われます。
その他、終活など、主要なテーマはほぼほぼカバーしていると思われるので、この本をキッカケに会話の機会を増やしていっては如何でしょうか!?