40歳からはじめる一生の恋人の見つけ方/木村隆志

 

40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方 (DO BOOKS)

40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方 (DO BOOKS)

 

 

 この本も最近よく手に取っている「婚活」関連の参考図書として取り上げられていた本だったはずです…

 この本の著者は“恋愛・結婚・人間関係コンサルタント”というものスゴイ肩書の方なのですが、40代の女性の恋愛を積極的に支援されているようで、この本のターゲットも40代の女性です。

 この本は2013年に出版された本なのですが、バツイチや死別の方を含めた数字ではあるのですが、40代の女性の4人に1人、男性の3人に1人が独身だということで、そんなにその年代の人たちの恋愛状況が盛んだという話は今でも聞かないのですが、潜在的な“マーケット”は相当大きいようです。

 ただ40代になってしまうと、いろんな意味で恋愛に対して消極的になってしまうことが多いようですが、この本ではそういうネガティブな要素を一つ一つ解きほぐし、とにかくまずレースに参加する勇気を持とう!ということを強くススメられています。

 むしろスタートを切ってしまえば、意外と男性側からはウェルカムな姿勢が多いようで、40歳代だからというだけで一律アウトという人は少ないようです。

 だからオープンに男性と接する姿勢を保っていれば、ガツガツしていなくても、自然にチャンスがやってくるようで、閉じこもっているのはモッタイない!ということのようなので、積極的に外に出て行きましょう!

 

いますぐプライベートカンパニーを作りなさい/石川貴康

 

いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!

いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!

 

 

 以前『いますぐ妻を社長にしなさい』という本に感銘を受けて、このブログでも紹介しましたが、この本のコンセプトは、ほぼその本と同様です。

 多少節税に部分の内容が厚めだったりするのですが、そもそもこれってサラリーマンが会社を立ち上げて金回りをよくするというところがキモなんであって、パクったわけでないにしても、そういう同様のコンセプトで本を出しても売れるんだ…と、散々自分が出版する時に類似の本がないことを突き詰められたワタクシは不思議に思うのですが…

 

未来から選ばれる働き方/神田昌典、若山陽一

 

未来から選ばれる働き方 (PHPビジネス新書)

未来から選ばれる働き方 (PHPビジネス新書)

 

 

 2012年に『2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)』の出版記念講演会に行った時に神田さんが「近い将来に会社がなくなる」とおっしゃっているのを聞いたときは、神田さんもとうとうブッ飛んだ?とワタクシも感じましたし、神田さん自身もそう思った?とおっしゃってましたが、その後もその説を説かれ続けていて、この本はその流れの1冊です。

 まあ、会社が無くなるというのはちょっと極端な発言ではあるのですが、終身雇用制が終焉を迎え、かつては8割以上が正社員だったのが、不況を経て8割が非正規雇用となり、その結果、労働者も会社も将来の展望を描けなくなり、「失われた20年」が更に悪化しそうなところもあるようです。

 そんな中で今後は、会社にしろ、労働者個人にせよ、自分なりの“ストーリー”を描いて、会社と労働者それぞれのストーリーが一致する部分で協業するような、そういう展望を、ご自身の会社の変遷と、異色の人材派遣起業を営む若山さんとともに語ります。

 そんな中で、会社にせよ、個人にせよ、「選ばれる」条件として、CI(Connecting Intelligence)を持ったモノだということです。
 
 そのCIと言うのは、ビジョンと行動に一貫性のある存在だということで、首尾一貫したストーリーを描いて、その通りに行動できることが信頼につながり、「選ばれる」こととなるようです。

 ちょっとわかったようなわからないような内容ですが…

 

里海資本論/井上恭介

 

里海資本論  日本社会は「共生の原理」で動く (角川新書)

里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く (角川新書)

 

 

 大ベストセラーとなった『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)』に引続き、NHKのドキュメンタリーから生まれた本です。

 「里山」に対して、こちらは舞台が“海”になったので「里海」なんですが、コンセプトとしては共通する要素があって、大量消費に対応するために栄養素を大量にブチ込んで養殖をした結果、海が汚染して養殖すらもままならなくなった時に、キレイな海を取り戻すために漁師の方々や研究者が試行錯誤を重ねた結果、アマモという水草を再生するためにカキの養殖が役立つということで、豊かな事前の海を取り戻したとのことです。

 さらには、海に流れ込む源流がある里山において、『里山資本主義』と同様の取組をしたことと結びついて、よりカキが生育しやすい環境ができたようです。

 昨日の『政府は必ず嘘をつく 増補版 (角川新書)』でも触れられていましたが、経済のグローバル化の進展で過度の効率化が進み、自然への負荷も過大になったワケですが、自分たちの世代の都合で豊かな自然を壊してしまった反省から、次世代に受け渡すための豊かな自然を取り戻すために、こういった取組が徐々に世界中で広がっているということで、こういう動きを大事にしていきたいものです。

 

政府は必ず嘘をつく 増補版/堤未果

 

 

 なかなか過激なタイトルですが、トランプ氏が大統領になった今、なかなか考えさせられるところです。

 どこの政府でも不都合な情報にフタをするために、意図的に虚偽の情報を流すことが通例だということで、アメリカの9.11後の、日本の3.11後に全く同じようなウソを国民についていたことを指摘されています。

 なぜそんなことをするかと言うと、自分たちの政策を押し通すためなんですが、なぜそれがどこの国でも同じように起こるかと言うと、どこの国でも同じような既得権益を持つモノたちが、それを維持しようとするために政府に有形無形の“圧力”がかかるからだということです。

 堤さん自身の恩師が「どうも腑に落ちないニュースがあったら、カネの流れをチェックしろ」と教えられていたということで、3.11以降に東京都が被災地のガレキの引き受けをゴリ押しした例を挙げられます。

 さらにはTPPに潜む利害県警者の影など、経済のグローバル化により成果レベルでの効率化が進んだ結果、そういった既得権益の集約化が進み、今やどこの国で誰が権力を握ろうとも、同じような“圧力”がかかるであろうことを指摘されていて、我々もインテリジェンスを以って状況をしっかりと分析しないと、ハメられてしまいかねないワケです。

 そんな中でトランプ氏の暴れっぷりが印象的ですが、きっと何らかのチカラが、別のカタチで働くことになるんでしょうね…

 

スタンドオフ黄金伝説/永田洋光

 

スタンドオフ黄金伝説 日本ラグビーを切り拓いた背番号10 (双葉新書)
 

 

 南アフリカを撃破するという快挙を成し遂げたラグビーW杯イングランド大会の約一年前に出版された本なのですが、ラグビーには珍しいスタンドオフという特定のポジションにフォーカスした本です。

 スタンドオフラグビーにおける“司令塔”とも言えるポジションでゲームの展開に大きな役割を果たすことが多いのですが、日本代表におけるスタンドオフの変遷を追った上で、イングランドW杯1年前の時点でスタンドオフの有力な候補であった3人の特徴について紹介されています。

 元々、スタンドオフというのはゲームをコントロールするという役割の特性上、ラックやモールと言う密集からは1歩距離を置いたところでプレイすることが多かったのですが、圧倒的に体格的に劣勢な中で戦わなければならないW杯において、プレイのスピードアップを狙う中で、スタンドオフが次第に密集に近いところでプレイに関わる傾向が強くなったことを指摘されています。

 南アフリカ戦では、スタンドオフの有力候補の中で比較的オーソドックスなプレイスタイルの小野が先発を担ったのですが、“異端”ぶりを研ぎ澄ませていくことが、日本が世界と戦って行く上での方向性なんじゃないかと、この本では指摘されています。

 

「書ける人」になるブログ文章教室/山川健一

 

 

 作家の山川健一さん(って言っても、ワタクシにとってはストーンズ好きの音楽評論家って方が馴染みがあるのですが…)による「ブログの書き方」です。

 この本は2006年に出版された本で、ブログの最盛期とも言える時期だったと記憶しています。

 多くの人が手軽な発信の手段としてブログを手掛けるようになったものの、小学生の日記に毛が生えたような内容でアクセスも増えず、すぐに撤退するという人が多かったのも確かなようです。

 どうすれば書き続けられるのか、さらにそれをキッカケに出版にこぎつけることができるのかということをこの本で語られているのですが、まずは「自分にしかかけないもの」「自分が書く意義のあるもの」を書いているかというモノがないとなかなか続かないようです。

 確かにキッカケとしてのハードルは低いのですが、それなりの人にアピールできるような発信をしようと思ったら、それなりのクオリティを備える必要があるというのは、言われてみれば当たり前ですよね…

 今後も、そういうことをキモに銘じてこのブログを続けていきたいと思います。