ハワイが教えてくれたこと/本田直之

 フォトエッセイ的な本なのですが、本田さんが印象に残ったハワイの言葉を紹介した
本です。

 本田さんによるとハワイは、「おもてなし」の心を大事にする民族だと言います。

 そういうところが日本人の琴線に触れるのかもしれませんが、何か我々日本人が失っ
てしまった大切なものを、未だ脈々と受け継いでいるように思われます。

 「おもてなし」というよりも、人と人とのつながり、もっというと人と人の、という
よりも、魂と魂のつながりを重視しているように思えます。

 ふとした励ましの言葉も、日本語で「頑張って!」というよりも、ずっと根源的に
活力を呼び起こすような気がします。

 単なるハワイ礼賛と受け取ることもアリかもしれませんが、人間としてもっとスピ
リチュアルなメッセージを意識すべきなんじゃないかな、と感じました。