
- 作者: 江橋よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: 単行本
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なでしこジャパンのドイツW杯の優勝までの奇跡を描いた本です。
なでしこジャパンの密着本って、女性のライターの方が書かれた本が多いのですが、この本は
男性が書かれていて、そのせいか、他の女性のライターが書かれた本よりも、多少、選手の人間
性よりも、競技そのものについての記述の比重が高いような気がします。
取り扱いが、W杯前後に限っているせいもあるんでしょうけど、あんまり過去のなでしこジャパン
の苦難の歴史、みたいな話は、澤選手の経歴を紹介しているセクションに限られます。
ただ、W杯にフォーカス、しかも競技自体に焦点を当てていることから、プレーに関する葛藤も
よく描かれていて、特に、ドイツでプレーするFW陣の所属チームとなでしこでの求められる
プレースタイルの違いへの葛藤が印象的でした。
まあ、こういう方向性もアリだな、と思いました。