14歳からの哲学/池田晶子

 

14歳からの哲学 考えるための教科書

14歳からの哲学 考えるための教科書

 

 

 タイトル通り、中学生位の人をターゲットとした哲学入門です。

 先日、小川仁志さんの『7日間で突然頭がよくなる本』を読んで、哲学的なモノの考え方が思考力を向上させるということを読んで、俄然哲学に興味が沸いたということと、藤原和博さんの『本を読む人だけが手にするもの』で推薦図書として挙げられていたので、この本を手に取ってみたわけです。

 この本は、いわゆる世間がイメージする哲学なんですが、こういう根源的な、生きるとは何なんだろう、といったことを考える訳ですが、既にあまりそういう根源的なことを考えずにきたオトナとしては、そういうことを考えることが億劫になっています。

 そういう意味で、こういう根源的な問いを自分に投げかけるクセをつけておくということは重要なのかもしれません。

 オトナにとっても、人生が云々ということだけでなく、例えば「悪い」ってどういうこと?とか、そういうことを考えるようにする機会を持つというのが、キチンとアタマを使うクセをつけるという意味で重要なのかも
知れませんね。