人生を変えるモーニングメソッド/ハル・エルロッド

 

朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド

朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド

 

 

 ウチのヨメがメンターさんに勧められたとかということで買ってきてたので、ちょいと拝借して読んでみました。

 

 作者のハル・エルロッドさんは、近年アメリカで人気の自己啓発書の書き手だということなんですが、この方20歳の時に瀕死の重傷を負う交通事故にあったり、交通事故から立ち直って得たそれなりの成果をリーマンショック時にゼロに近いところまで失ったりと、なかなか壮絶な経験をされてきたようなのですが、そういった挫折を乗り越えて、今また、有数のビジネスコーチとして活躍されるに至ったキッカケともなった「モーニングメソッド」を紹介されています。

 

 まあ、ありがちなアメリカの自己啓発本もしくは成功本なワケで、ワタクシもある程度そういった本を読んで、多少実践もしなくはなかったのですが、そのガツガツした前のめりの姿勢に食傷したところもあって、割と距離を置いていたところがあったのですが、この本も伝統的なアメリカ的な成功本のお作法を踏襲してはいるものの、そういうガツガツしたところに苦手意識を感じることが多い日本人でも受け入れられるんじゃないかと感じました。

 

 潜在意識と現状のギャップを埋めようというのも、アメリカの成功本にありがちなところだとは思うのですが、ポイントは朝のフレッシュな時間帯にルーティンをこなそうということで、この本で再三おっしゃっている「毎朝クリスマスを迎えるような気分で」朝を迎えるというのは大げさだとしても、時間が限られた人であっても少し早起きすることで、毎日メンタル的にもフィジカル的にもリセットもしくはリフレッシュするというのは意義があることではないかと感じます。

 

 その朝のルーティンというのが、

 

  瞑想

  アファメーション

  イメージング

  エクササイズ

  読書

  ライティング

 

ということで、個々の活動については、自己啓発本にありがちなモノではあるのですが、それをコンパクトに朝に実践しようというのが、個人的にもすでに”朝活”的な生活を続けて10年以上になるワタクシから見ても、効果的なんじゃないかと思えます。

 

 特に前の3つは、朝に自分があるべき姿を明確にして、それを毎日見直したうえで日々の生活を送ることで、よりそれに向かう姿勢が明確になるんじゃないかということで、意義が大きいんじゃないかと思えます。