コンサル一年目が学ぶこと/大石哲之

 

 

 実は最近Amazon Primeに加入しまして、その一環でPrime Readingで無料で大量に本を読めることになりまして、その第一弾がこの本だったりします。

 

 ご自身もアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に新人コンサルとして勤務されたということで、その時のご経験も交えて語られていて、モチロンコンサルならではのノウハウということもあるのですが、個人的にはどちらかというと学生から社会人へのマインドセットの変換というところが印象に残っています。

 

 だから、就活をしようとされていたり、働き始める時期に社会人としてどういうスタンスで仕事をすればいいのかという心得みたいなものを、コンサルに限らず会社で働こうとする人すべてに学びがあるのではないかと思えます。

 

 要は特に商売をしているところでは、如何にしておカネを出すお客さんの要求を満たすのかということにすべての行動を収れんしていくことになるということをおっしゃられていて、この本のエピソードとして印象的だったのが、休憩時間ですらもお客さんのメリットに資するようなカタチを考えておくべきだとおっしゃられているのが、キビシいなぁ…と思いつつも、かなりナットク感の高いモノでした。

 

 ただ、すべてをお客さんの出すおカネに対して、最善のパフォーマンスで返すという風に考えておくと、かなり考え方もシンプルになる部分もあるようで、そういう風に考え方を収れんさせるコツみたいなモノがふんだんに紹介されているので、新人さんに限らず多くのビジネスパーソンに役立つところなんじゃないかと思います。

 

 まあ、そういう部分で感心している時点で自分のダメさを告白しているようなモンなんですけどね…(笑)