文系のための理系読書術/齋藤孝

 

 

 齋藤センセイの「読書のススメ」ですが、今回は文系の人たちへの理系本のススメです。

 

 ”知の怪人”佐藤優さんが、昨今は理系的な教養が不可欠だと再三おっしゃっているので、できる限り意識して理系的な本を読んでこのブログでも紹介するように心掛けてはいるのですが、元々数学や物理などがニガテで理系を放棄したこともあって、深層心理に苦手意識が焼き付いていて、余程興味のソソられるネタの本をかなりの覚悟を以って手に取っているというのが現実です。

 

 齋藤センセイによると、現代の知的好奇心の対象となるモノのかなりの割合がいわゆる理系のモノであり、それを切り捨ててしまうのはあまりにもったいないんじゃないの!?ということと、文系だけに本を読むこと自体には抵抗はないはずなんで、ちょっとアレルギーを置いといて、新たな世界をのぞいてみては!?ということのようです。

 

 ただ、いきなりゴリゴリと専門書を読むのにはムリがあるので、理系的なトピックにアレルギーがある人にとっても、ある程度ハードルが低いモノということで、

 

 ・理系的なトピックをテーマにした小説や科学者の伝記などストーリー性のあるモノ

 ・理系的なテーマをゴリゴリの文系にも分かるようにやさしく噛み砕いたモノ

 ・世の中の様々な現象を理系的な観点から解説したモノ

 

という大きく分けて3つのジャンルのモノを手掛かりに理系的なトピックへのアレルギーを解消して、その面白さを垣間見て欲しいということのようです。

 

 それぞれやはりかなり興味はソソるモノで、要はコチラの色眼鏡を如何に取っ払うかということですし、上記のような観点の推薦図書を山ほど紹介してくれているので、少しずつ紹介して行こうと思います。