一昨日、工藤先生が好調をされていた横浜創英中学・高等学校で行われた講義の内容をまとめた『15歳からのリーダー養成講座』を紹介しましたが、この本もサブタイトルが『15歳からの人生戦略』となっているように、中学生、高校生くらいの年代をターゲットに普段から如何に「考える」ことを習慣にするかということを語られています。
日本では何か「決まり」があったらそれが理不尽なモノであっても、ブツブツとグチを言いながらも従ってしまう人が多いと思うのですが、仮にその理不尽な「決まり」に従った結果、大きな不利益を被ったとしても、その「決まり」を作った人がその不利益に対して責任を取って償ってくれるワケではないことがほとんどだと思います。
そうなんだとしたら、そういった「理不尽な決まり」に対して、ギモンを呈してその趣旨を確認した上で、必要であれば改善を求める必要があるということで、工藤先生が校長を務められた麴町中学校で校則を無くしたのは、その趣旨を考えて、ホントにその校則で生徒を縛る必要があるのか!?ということを考えた上で、生徒たちにとってメリットがないということを確認したからこそ無くしたワケであって、普段からそういうことにギモンを呈するクセをつけることが、ナットク感の高い人生を送ることにつながるということを示されているんだと思います。
工藤先生は学校が民主主義を学ぶ上で、最適な環境だということを再三語られていて、『15歳からのリーダー養成講座』でも民主主義の将来を担う人材を育てたいということで講義をされたことを語られていますが、「誰も取り残さない」社会を形成する上で、構成員のすべてが「考える」クセをつけていく必要があるということを広めていってもらいたいモノです。
